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アトピー性皮膚炎

atopic

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎

ドライスキン(肌の乾燥)やアレルギーを起こしやすい体質(アトピー素因)の方が発症しやすく、かゆみのある湿疹が、良くなったり悪くなったりする状態を繰り返す病気です。首、肘の屈側、膝の屈側、足首などにかゆみや湿疹の症状が見られるのが特徴で、慢性的に良し悪しを繰り返すようになります。

発症間もない頃は、皮膚の中でも首や関節の周囲、耳たぶといった比較的柔らかい部位で粉が吹いているようなかさついた状態が見られます。なお症状の程度は人によって様々ですが、全身に現れることもあります。

なおアトピー性皮膚炎は、これまでは成長するに従って治っていく小児特有の皮膚疾患(乳幼児型)と考えられてきましたが、最近は成人になっても症状が治まらないで慢性化する方や、症状が悪化したといった患者様(成人型)も増えています。そのため、現在では遺伝的な体質、環境要因(ストレスなど)も影響して発症すると考えられるようになりました。その仕組みはまだわかっていません。また、乳幼児によく見られるアトピーは食物アレルギー(卵、牛乳、小麦、そば など)が関係してることも多く、成人型ではダニやカビなどがアレルゲンとなって発症することも多くみられます。

治療は、スキンケア(肌の保湿)、薬物療法、アレルゲン対策の3つが中心となります。ステロイド外用薬や抗アレルギー剤を用いて症状を抑えるようにし、同時にスキンケア(保湿剤の使用)を行うことで、かゆみ、湿疹のない肌の状態を目指します。また、アトピーの原因となるアレルゲンをできるだけ避ける対策をとることも大切です。

治療により湿疹が良くなる方が多いですが、この時点で治療をやめてしまうと、また湿疹が再発してしまいます。皮膚の下の炎症は持続していますので、ステロイド外用薬で皮膚の炎症を抑え、すぐに治療をやめずに、少しずつステロイド外用剤の使用を減らしていくことで、炎症を抑えた状態を維持することが大事になります。

検査

当院では血液検査にてアレルギー検査(MAST:頻度の高い36種類のアレルゲンの測定が可能)や病勢評価のためのTARCを測定する事が可能です。

例:ハウスダスト、ダニ、イヌ、ネコ、カビ、スギ、ヒノキ、ミルク、卵白、そば など

よくあるご質問

子どもにステロイド外用薬を使う事はできますか?

お子様の状態にあったステロイド外用薬を使用することができます。

アトピー性皮膚炎は完治しますか?

スキンケアや増悪因子、汗などへの対策を十分に行って悪化要因を減らしていき、適切な薬剤を使用し、徐々に減らしながら湿疹のない皮膚を維持できるようにします。

大人になるにつれて軽快されることが多いです。