足底腱膜炎
- 足底腱膜は、踵から足の指の付け根まで、足の裏に張っている膜状の腱組織で、足への体重負荷を軽減させるための、クッションのような役割を担っています。足底腱膜炎とは、その足底腱膜の組織に細かい断裂が生じて炎症が起こり、痛みが伴う疾患です。踵の前方部分や中央部の土踏まずの部分などに痛みが出やすいと言われます。しっかりと足を休ませることが大切です。
アキレス腱断裂
- アキレス腱断裂とは、踵の上部に付着しているアキレス腱が断裂した状態で、激しい痛みを伴うこともあります。30~50歳くらいのスポーツを日常的に行っている方に多くみられます。
- 当院では、ギプスや装具を用いた治療を行います。
外反母趾
- 外反母趾の特徴的な症状は、足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに、ひらがなの「く」の字に曲がり、指のつけ根の関節内側、突き出したところが痛む状態です。その突出部が靴に当たって炎症を起こし、ひどくなると靴を履いていない時も痛むようになります。
シンスプリント
- シンスプリントと呼ばれるもののほとんどは、脛骨過労性骨膜炎(骨膜の炎症によって痛みが生じる障害)のことを指し、すねの骨に沿った、うずくような鈍痛で始まります。ひどくなると歩くことも困難になります。シンスプリントの原因は、アスファルトの上をランニングしたり、足首を持ち上げる筋肉の過剰な使い過ぎなどです。
肉離れ
- 筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて部分断裂を生じることがあります。これがいわゆる「肉離れ」です。スポーツによるものが多く、種目としては短距離走で圧倒的に多く発症します。そのほか跳躍、ハードルや中・長距離走などでもよく見られます。癖になるケースもあるので、しっかりと治しておくことが大切です。
半月板損傷
- 半月板は膝関節の中にあり、膝関節に受ける衝撃を吸収するいわゆるクッションの役割をしています。スポーツや事故等にて膝をねじった状態での転倒や、膝関節に負荷がかかった場合に損傷します。加齢によりすり減ってきた状態となり、損傷を起こしやすくなります。消炎鎮痛薬等内服薬による治療やリハビリテーションなど、保存的治療を行います。
- 当院ではCT・MRIの提携医療機関がございますので、診察から精密検査まで、スピーディーに行うことが可能です。