巻き爪
nail
巻き爪とは
主に足の指の爪がクルッと丸まっている状態を巻き爪と言います。足の爪の中でも親指に発症することが多く、さらに進行すると大きく内側に弯曲し、爪の端が皮膚に食い込んで激しい痛みを引き起こすようになります。この状態が陥入爪です。なお、爪が食い込んだ皮膚は腫れたり膿が出たり、爪囲炎などの2次感染をきたすこともあります。
なお巻き爪になる原因は様々ですが、靴がきつい、ハイヒールを履き続けることや外反母趾の方によく見受けられます。また、陥入爪になると激痛から足をかばう歩き方をするようになって、足首や膝、腰にも負担がかかるほか、捻挫や膝痛、腰痛の原因にもなることもあります。お早めにご受診ください。
治療法
痛みが伴わない場合
爪の切り方の指導をさせて頂きます。
痛みが伴う場合
ガター法
爪と皮膚の間にチューブを入れて、そのチューブを医療用アロンアルファで固定します。
爪の陥入が改善され炎症が治まると痛みもなくなります。
フェノール法
陥入している爪を縦に切除し、爪の根元をフェノールで焼灼させて、その部分に爪が伸びないようにする治療です。局所麻酔を使用し、手術時間は20分程度です。手術当日も靴を履き歩いて帰宅できます。
治療費は保険適応となります。3割負担で約8,000円程度、1割負担で3,000円程度です。(他に診察料や処方箋料がかかります。)